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アイディさんは通訳や翻訳、博覧会のプロデュースなど多岐に渡り活躍されていますが、どのような形で学生さんがかかわっていらっしゃるのでしょうか。 |
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勉強だけという目的ではなく実際には色々なイベントの機会に手伝っていただくという形で学生の方々と関わっています。オンザジョブトレーニングに近い形ですね。学生の方々にとってはそういう機会は刺激的なようです。語学を専攻されている方にはその技術を生かす場がありますし、周りにすばらしい技術を持っていらっしゃる通訳の方々の仕事振りや技術に触れて刺激を受けていらっしゃる方は多いと思います。
具体的な例としては山形国際ドキュメンタリー映画祭ですね。
2年に1回開催されるのですが、色々な国の方や芸術的な考えを持たれている方、世界を色々と見ていらっしゃる方がいるという贅沢な環境を経験できて、一度経験されるとまたやりたいという方が多いですね。
学生だけではなく、プロの通訳のお仕事をされている方でもそうおっしゃいます。
イベントでは皆でひとつのものを作り上げるという事がよい経験になりますし、非常に面白い事ですね。終わったら皆で飲ミュニケーションするのも楽しいですね(笑)。
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アイディさんの特色はどういうところでしょうか。 |
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たくさんある学校さんの中でも「英文教室」の教育そのものが非常にユニークだと思います。
英会話学校や翻訳学校では一般的な原文の一説を訳して、それに対し翻訳をするのが普通ですが、「柴田メソッド」では「an」や「and」「or」や「,(カンマ)」に至るまで一語一句こだわって英語を読むという体験が新鮮です。これらの部分を初めて習って、英語に長く携わっている方でも、新しい発見があります。これまで読めているような気がして、実はあいまいだった物が明晰になるのが非常におもしろいですね。 |
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柴田メソッドとは何でしょうか |
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論理的に考えて把握して、等価の日本語で表現し、翻訳する事で実力を積み上げていく事です。
その中で翻訳は英語力の技術を上げるための技術・物事を論理的に考えるための手段として優れています。「英文教室」のように、一語一句にこだわって読んでそれを日本語で表現するという翻訳をする中では、等価の翻訳をしようと思っても本当に理解をしていないとできません。
そこで柴田メソッドで勉強した結果、英文がよく読める、翻訳する力がつきます。他の学校さんと違う点は、他の学校さんは翻訳を目的にしている場合が多いと思います。ですが、柴田メソッドでは手段としても翻訳を使うので、それが翻訳をする際の大きな力になります。その中で翻訳の面白さに目覚めて、翻訳者になりたいと目指す方も多いですね。 |